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数ヶ月以内のサイド(バリスタ)FIREに備え、あれこれ準備・試算を行なっています。
今回は退職金につき、どう運用するか考えたことなどを、まとめていきます。
積極的に高利回りを追求し、更なる配当金の上積みを目指すのか、堅実に元本確保しておくのか。
特に、家族持ちの人であれば、退職後の生活を支える重要な資金にもなるので、慎重に検討していきたいところです。
具体的な検討内容については、以下の通り。
更なる配当金の上積みを目指す場合
基本的な出口戦略として、インデックス運用による取崩しではなく、高配当株・ETFからのキャッシュフローを生活費に充てる予定です。
<前提条件>
目標利回り :税引後4%(FIREでよく言われる基準)
退職金(仮):1,000,000円
①高配当株に全て投資する場合
税金を考慮すると、配当利回り5~6%の銘柄が候補に上がります。
有名どころで言えば、JTなどが候補になるでしょうか。
運用商品 | 投資元本 | 利回り (税引後) | 配当金 |
高配当個別株 (例:JT) | 1,000,000 | 4% | 40,000 |
退職後は、給与からの継続的なキャッシュフローがなくなること、減配のリスクもあることを鑑みると、高配当銘柄に、全投資はしんどくなります。
②半分ETFを混ぜて、分散を図る場合
減配リスクを下げるため、ETFを利用すると仮定します。その場合、高配当ETFで有名なVYMであっても、一気に利回りは低下します。
運用商品 | 投資元本 | 利回り (税引後) | 配当金 |
高配当個別株 (例:JT) | 500,000 | 4% | 20,000 |
高配当ETF (例:VYM) | 500,000 | 2% | 10,000 |
合計 | 1,000,000 | 3% | 30,000 |
資産全体では、約3%に落ち着きます。
目標利回り4%には、やや足りない状況です。
現金等を混ぜて、堅実な運用を図る場合
上記の通り、退職後は給与からの継続的なキャッシュフローがなくなること。
および減配のリスクもあります。
そこで実際に退職金を運用する場合、現金や国債なども併せて、もう少し保守的に運用するのが、自分的には心地いいところです。
3~4割は、値動きが比較的緩やかな商品で、運用していくでしょう。
運用商品 | 投資元本 | 利回り (税引後) | 配当金 |
元本確保商品 (例:現金・個人向け国債) | 200,000 | 0.2% | 400 |
債券 (例:BND) | 200,000 | 1% | 2,000 |
高配当個別株 (例:JT) | 300,000 | 4% | 12,000 |
高配当ETF (例:VYM) | 300,000 | 2% | 6,000 |
合計 | 1,000,000 | 2% | 20,400 |
一気に4%達成は厳しくなります。
退職金については最低でも2%、可能であれば3%を目指すのが、現実的なラインな気がしています。
まとめ
結局、中庸に落ち着きました
ある程度の元本確保はしつつも、配当額の積増しを行います
退職金は、個人の状況・属性にもよりますが、ある程度まとまった金額になると思われます。
退職後、すぐに働かない場合は、当面の生活を支える重要な資金にもなります。
利回りも上げつつ、リスクも抑える、納得できる形で運用したいですね。
※投資は自己責任でお願いいたします。